2019/02/15 11:23
食券の蕎麦屋は「しぶそば」が好きです。学生の頃からずっとしぶそばだったから味に慣れているというのもあるけれど。もちろん別のお店に入ることもたまにあります。
つい先日、渋谷Bunkamura近くの食券蕎麦屋「嵯峨谷」に入ったら狭い店内は大賑わい。半分近くが外国人のお客さんでした。カウンターの店員も2回に1回くらいは英語で食券番号を読み上げていて、ついにそんな時代か、と思いながら食べました。
3年前ですが、嵯峨谷で外国人と間違えられたことがあります。嵯峨谷の蕎麦は太麺。でも食券を渡すときに細麺をお願いするとそうしてくれるとネットで読んだので、神保町店で初めて細麺を注文してみたときのこと。店内に細麺の表記もなく少し恥ずかしかったので、早口の小声で「ほそめんで」と言ったら、そのカウンター越しの若い女性店員に「...Hot?」と聞き返されました。きっと外国人旅行客が増え始めてきた頃だったのだと思います。咄嗟のことで私もそのまま「あっ、温かいので」と応えると向こうも「あっ」と恥ずかしそうでした。リュックを背負っているからそう見えるのか、以前渋谷の東急ハンズでも、列に並ぶ私の前を通り抜けようとする中年女性店員に笑顔で「ソーリー」と言われたことがありました。
でも外国語で話しかけられるのって、なんだかちょっと良い気分。いっとき違う自分になれたみたいで!
木版画「全部くっついた」(2011年)
大学生協でアルバイトをしていた頃の学食の思い出。