2019/07/31 20:10

今月の初めに個展があったなんて、ちょっと信じられない。7月は本当に長かった。

月初めに母が大船の病院で膝の手術をしました。1週間の入院を経て退院し、家でのリハビリが始まります。が、予想以上に痛みが続きほとんどベッドで時間を過ごすことに。兄夫婦と私とで手伝いながらの1ヶ月。母が辛うじて外に出たのは、兄の車で向かった期日前投票だけ。落ち込む母を見るとなんだか不安になりました。

そんな母がまだ入院していた個展初日前夜、私は人生初の丹毒に。搬入も無事終わり明日からの在廊に胸高鳴らせて長湯をしたのも良くなかった。お風呂から上がると耳も身体も熱く、そのまま倒れ込むように布団へ。夜中に熱を測ると39度を超えており、身体の節々が痛みます。あぁ…このタイミングかぁ、とやり切れない夜を過ごしました。翌日、耳の腫れの原因が分からず耳鼻科→内科と巡るも、おたふくでもなければインフルエンザでもない。翌々日の皮膚科でようやく丹毒と言い渡され、ただただ抗生物質を飲み安静にする1週間でした。最終日にはなんとか間に合い在廊することが出来、そのあとの搬出も無事済ませ、終わり良けれ全て良しではありましたが。

前々から個展が終わったらアルバイトをしようと思っていたので、丹毒による不調が落ち着くのを待ってから探し始めました。2〜3年ぶりに履歴書を書いて、面接をして、レジ打ちのバイトをすることに。私は中学生の終わりに郵便局で年賀状の仕分けのアルバイトをしてから今まで、20ヶ所以上でアルバイトをしています。1年以上続いたのは3つだけ。続かない人間です。ともかく接客は向かないと学んだのにレジ打ちだなんて、どうなることやら。

バイトに受かった途端、不思議なことに版画の仕事が次々と入り、来月中は怒涛の忙しさになりそうです。こういうのはいつだってバラけてはくれません。十代の頃コンビニで働いていたときも、猛烈に暇なときもあるのに、お客さんが1人来るとそこから次々と入って来てあっという間にレジに列ができてしまうのを思い出します。理想通りのスケジュールにはいきません。

でも、こんなにも仕事をいただいて、本当にありがたいことです。個展を開いたからこそ、かもしれません。結果オーライな7月なのでした。母は明後日に術後1ヶ月検診を控え、それが無事終われば1ヶ月ぶりの入浴解禁です。良い8月が過ごせますように。(皆さんも膝の軟骨をお大事に!)


木版画「ようこそ ようこそ」2019年