2022/02/05 18:23
昨日の夕方寒くなってきたあと隣町の図書館に少しだけ作業をしに行きました。
家だとうんともすんとも捗らないときは外に出ます。
彫りや摺り以外のことは家でなくても出来るし、図書館は暖かいし。
外が暗くなってからも図書館には勉強している学生がまだまだたくさん居ます。
空いたテーブル席を探す前にひとまず雑誌コーナーへ。
毎月文芸誌『すばる』を立ち読みするのは他でもない、前野健太「グラサン便り」を読むためです。
目次でページを確認しウキウキと読み始めると、驚くことにまさかの今月号が最終回……!?心臓がビクンッとしました。
ショック。
毎月の何気ない小さな楽しみだと思っていたけれど、それが無くなると知ったときの衝撃の大きさたるや。
よく行くお店が閉店してしまうような喪失感があります。
動揺しながら、ゆっくり読み直す。
マエケンが8年間も連載していたというのを、今回初めて知りました。
いい最終回でした。
すばるを棚に戻し、肩を落として席を探す。
はぁー、終わっちゃうのか。
寂しい!
ひととおり寂しさを味わったあとに、でもやっぱり感じるのは、楽しんできた時間へのありがたみ。
毎月この雑誌コーナーですばるを開いては元気をもらったものです。
好きなアーティストってのはありがたい存在です。日々の気持ちが上向きます。
好きな店や公共施設、水族館や映画館もそう。カラオケ屋さんも。
図書館を出て駅に向かうとき、細い月の色が濃くてすごく綺麗でした。
つい先日個展が無事に終了し、今はすっかり燃え尽きています。
「だつりょく」2021