まだポコポコと花をつけた見応えのある木もありました。

小さな公園のベンチでひと休み。

以前、ここで私が昼にサンドイッチを食べているとき、キャップをかぶった陽気そうなおじいさんが自転車を停めベンチに歩いてきて、誰にともなく威勢よく、「この時間はいいねぇ」と言いました。

私の隣のベンチには上品な雰囲気の年配夫婦が腰掛けており、男性のほうが「ここは気持ち良いですねぇ」とそれに応えました。

おじいさんが「ここは俺の別荘みたいなもんよ」と笑うと、また男性が「ではお代をお支払いしなくてはいけませんね」と優しい声で笑って返すのでした。

たぶん知り合い同士ではないおじいさんと夫婦が、そのあとも世間話を続けているのを横で聞きながら、良い町だな、と思ったことを思い出しました。

鳥の種類に疎いのですが、いっぱい鳴いています。

子供たちが元気に遊んでいます。

夕暮れ前の日の光が、今日はどこまでもやわらかいです。

ホワホワな命も、町も、守られる世界でどうかあってほしいです。