2022/06/25 23:26

蒸しっと暑い。昼ごはんのあと、汗だくでイワシの版画を摺っていた。
昨日今日は風はあっても強すぎて、部屋の床がザラザラになった。
いよいよエアコンの出番か。

OPA gallery「版画家たちの作品展」では、各作家プロフィールパネルにそれぞれ版画にまつわる短い文章が添えられますが、
去年は私は「汗」というタイトルで書いたことを、今日まさに汗をふきふき思い出しました。


「汗」

私は汗っかきである。寒がりでもあるけど。
夏の制作は特に汗だくになる。集中して彫るとズボンとTシャツが汗で湿る。
摺るときは頭から滝のように流れてくる汗つぶを和紙の上に落とさないよう気をつけねばならない。
おでこに手ぬぐいを巻き、それをもくぐり抜けてくる汗を別の手ぬぐいでぬぐう。
これじゃあ、制作に集中しているのか、汗をぬぐうのに集中しているのか、なんだかもうよくわからない。
もうちょっと控えめな汗になってくれると助かるんだけど。まあ、仕方ない。