2022/07/21 23:19
先日、友人のお誘いを受け、下北沢本多劇場で音楽劇『私の恋人 beyond』を観賞してきた。同行予定だった友人のご家族の都合が急遽つかなくなったとのことで、前日の夜連絡をもらい、お言葉に甘えてありがたくご一緒させていただいた。
主な出演者は、小日向文世、のん、渡辺えり (作・演出) の3人。
演じる姿が素晴らしくかっこよかった。半端ない熱量。
私には少し難解な抽象的な演出もあり、置いていかれないよう全集中して付いていく。寝不足で途中ウトウトしちゃったけど。
笑いもたくさん起こった。小日向さん、巧いなぁ、好きだな。
人が集まって、ひとつの舞台を懸命に作り上げた、ということがすでに感動的だった。
生きるというのは孤独で、この世は理不尽。絶望して、それでも、理解者、己の片割れのような存在を夢見て、求め続けて、希望をどうしても捨てられずに人間は生きていく、生きてゆこう……
ということだったのかな? と、だいぶ時間をおいてから勝手に解釈した。
その日に持ち帰った各地劇場の分厚い公演チラシの束。
昨日、家でパラパラ見ていると、馴染みのあるタッチの絵がパッと目に入った。
宣伝美術 ささめやゆき
やはり。大好きな超ベテランイラストレーターだ。尊敬する版画家でもある。
んん〜いいチラシ。
他のチラシも改めてよくよく見ながら、こういうのを「宣伝美術」と呼ぶのだと知り、新鮮な気持ちがした。
宣伝美術 保立葉菜……んん〜いいね。
この先、いくらでも広がりがある、と思えた。