2022/08/30 10:58

今月は締切が重なるなど、彫りと摺りで立て込んだ1ヶ月だった。

昨日ついに摺りの山場を越えて、肺にたまったひと月分の息を、ゆーっくり吐き出すことができた。


先週、見逃したドラマをTVerで観ていると、ふと見覚えのあるビルの外観が映し出され、大きな看板の文字がパァーンと目に飛び込んできた。

はっ! 

つい数日前に初めて入ってみた喫茶店ではあるまいか。

なんという偶然。一時停止して、感動を味わう。


そこからさらに喫茶店内のシーンへと続き、たった数日前のことが懐かしく胸が躍る。

再び一時停止。思わず私の座った席を探してみたり。

現地では憚られたが、いざ遠慮なく、内装など店内の雰囲気を見渡すこともできた。


星の数ほど喫茶店がある中、ドラマも私も、この一見気の抜けた古い店を選んだのか。

そう思うと、なんだかとっても嬉しかった。

自作ノート「偶然メモ」にまたひとつ、お気に入りの偶然が加わった。