2022/11/18 15:33

また行ったの?と思われてしまいそう。自分でも思うくらい。

前野健太ソロライブ。平日の夜に、吉祥寺のMANDA-LA2へ。

ファンの盲目、それでいいんです。


ライブは素晴らしかった。

すごい良い表情をしていて。すごい才能。

「防波堤」という曲、もともと好きだけど、ギターなのか何なのか、この夜すごくかっこよかった。


歌うマエケンを見ていると、本人は一生懸命なのに、なんか面白くて笑えて、でもいつのまにかグッときて胸がいっぱいになる。

いろんな顔を持つ、本当に興味深い人です。


少し前に図書館で借りた本に、『おじさん図鑑』というのがあって。

おもしろ図鑑特集が組まれた棚で見つけた本で、なかむらるみさんというイラストレーターがあらゆるおじさんをジャンル分けにし、イラストで解説していて、ぷっと笑っちゃう。

パラパラ見ていて、思わずマエケンの行く末はどのジャンルに属するのかと考えてしまった。

ギャンブル場のおじさん、酔っ払いのおじさん、いやらしいおじさん、たそがれるおじさん……どれもあり得る。

でも、どれも物足りなくて、ぴったりこない。


やっぱりそれは、マエケンはスターだからなんだな。

お客さんの前でギター持って歌ったら、もう全然、おじさん図鑑では到底解説できないスターなんだよな。

ライブを観て、改めて思った。


ライブハウスの照明が好きというか、目を細めて光を眺めていると、ああ今ライブの真っ只中にいるんだなあと感じられる。

この日は、シャインマスカット色のライトが特に眩しかった。歌い叫ぶマエケンの優しさと合わさって、観客に降り注いでいた。

さてまた頑張るか、と私は元気になれるのです。