いつもだいたい夕方ごろ、足先がキンキンに冷えてくる。

今日もキンキンに冷えて、手も冷たくなった。

こうなると、もう何もやる気が起きない。

月森庵で買った糠パックをレンジで1分温めて、靴下の上から足裏に当てる。

しばらくすると血が通い出して、あぁ、足が戻ってきた、となる。

みるみるうちに力も湧いてくる。

幸せとは、手足があったかい、ということか。

足があったまると、もう外は日が落ちて暗くても、ちょっくら出かけるか、という気にもなる。

電車に乗り、いそいそと図書館へ。私のこころの拠り所。

大和市立図書館は、”大和市文化創造拠点シリウス”という複合施設の中にある。

初めて来たとき感動した。広くて開放的で、きれいで。なんて居心地の良い図書館。こんな素晴らしい公共施設が近くにあるのかと。

駅からほど近く、広い空の下にデーンと在るこの6階建の建物には、図書館のほかに、芸術文化ホール、生涯学習センター、こども広場などなどが入っている。ちょろっとネットで調べたら、シリウスの開館は2016年。以来、年間利用者は約300万人なのだとか。どれくらいすごい数字なのか、私にはあんまりピンとこないけど。

この図書館の開かれた雰囲気、来るたびにホッとする。

いくらでも、好きなだけ、ここに居ていいんですよ、居てください。って言われているような気がして。

たくさん人がいるのに、不思議とここでは私の人間観察欲が発動しない。

落ち着く照明の中、ちょうどいい具合に独りになれる。

こういう空間って、必要だよなあ。お金をかけるべきはこういう居場所づくりだよなと思わずにはいられない。

自動貸出機で本一冊借りて出る。

帰り道、餃子の王将でホイコーロー定食。

手と足が、一層あったかくなった。