よく通る緑道の隅っこに控えめな立て看板があり、立て看板というか表札というか。木彫りで「思川」と書かれています。

昔ここにそういう名前の川が流れていたのかな、と勝手に思っていたのですが、桜の品種名だということを今日知りました。

ソメイヨシノがもうほとんど散ろうというときに、満開の桜が並んでおり、これは何事かとウキウキしました。

木そのものはどちらかというと小ぶりで、でも花は大きくしっかりしていて、いい色をしていて。

一番手前の木に近づくと「オモイガワ」と説明があり、ははぁんと合点がいったのでした。

各種桜がちょっとずつ時期をずらして楽しませてくれる。

ソメイヨシノはいつもここぞというときに雨風を経て、それでも長く美しく。

夕方の光に照らされる桜が一番好きかな。今年はそう思いました。