猛暑続きの7月。

はぁ、疲れた疲れたと、先日の夜久しぶりのサイゼリヤでメニューを広げ眺めていると、ピロリンとLINEが鳴り、熊本の友人からでした。

「暑いから、肥料あげる笑」

とあり、何のことかと開いてみると、写真も一枚付いてきました。

園芸用品売り場に積み重なった肥料の写真。

アップで写された商品名を見るなり、プっと吹き出しました。

その名も「葉菜の肥料」。大きな文字で。

心がほぐれるとはこういうことか。たちまち生き返りました。

葉菜という名前、保立というなかなか珍しい苗字と組み合わさって、ときどきペンネームかと聞かれるのですが、本名です。

両親が名前を考える中でまず候補に挙がったのは、「なお」、「かい」など。

「はな」もいいねとなり、そうなれば漢字は「葉っぱの葉に、菜の花の菜」と即決だったそう。

自分の名前、年を取っていくほどに気に入っています。両親に感謝。

ちなみに私には、真司（しんじ）、友司（ゆうじ）という二人の兄がいて、もし私が三男として生まれてきていたら、当然のように「◯司」と命名されたはず。

一体ナニじ、になっていただろう？

無駄な想像をふくらませていると、まるで形のないもう一人の自分が浮き上がってくるような。

名前がまとう空気とは不思議なものです。