沖縄への巡回展は昨日をもって会期終了しました。

ご覧いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

何年も前に、装丁家の方からいただいた手紙に、一筆箋のようなものだったかもしれませんが、保立さんはこれからもブレずに作り続けていってください、というようなことが書かれていて読んでとても励まされました。そのあとも折に触れその言葉を思い出し、お守りのように大切にしています。

でも、ブレないってどういうことなのか、ときどきわからなくなります。今までずっと、ブレずにいた気もするし、ブレブレであった気もします。

あぁ、楽しや木版画！ は初期の個展のタイトルですが、今でも版画は楽しいです。ありがたいことです。

「楽しい」のその先にある何か、意義なのか役割なのかまだわからないですが、それを見つけられたらいいなあと最近感じているところです。「楽しい」にその何かがプラスされれば、継続していく熱量になりますし、創作の苦悩は増すかもしれませんが、もっともっと良い作品が生まれるのではないかと。

まあ、一歩一歩。これからも私は一歩一歩です。

浜比嘉島のサンゴ