2024/08/27 15:25
日曜日に昭島の市民ホールで開催された第一回「世界歌自慢大会」。
マエケン発案、兼、全力投球の司会で、それはそれは素晴らしい音楽会だった。
出演者は歌った順に、柳瀬二郎、甫木元空、友川カズキ、カネコアヤノ、前野健太の五人。
豪華な面々の弾き語りにその都度胸を熱くさせられ、たっぷり約四時間聴き通したこちらはもうヘトヘトになった。
舞台の上でスポットライトの下でギター抱えて一人きりで歌う姿を目の当たりにして、感動しっぱなしだった。
会場に湧き起こる観客の拍手の音が「雨垂れみたい」に聞こえて気持ちがいい、と友川カズキさん。
普段百人くらいの会場でしかやらないからと、MCとも何とも言えないくらいの秋田訛りのつぶやきで。
それがすごく心に残った。
満席の市民ホールで「雨垂れみたい」に響いたあの拍手を、今でも高揚感をもって脳内再生できる気がする。
あんなに胸を熱くさせた五人それぞれの歌はもうほとんど思い出せないのに。言葉の力っておもしろい。
幻のような音楽会だったな。
ひさしぶりに純粋に音楽を体感した。
それにしても、マエケンはライブでときどき言う、今回も。
もう歌うのやめようかなと悩んでいた、悩んでいる、とか、もう引退しようかなとか。
ファンとしては聞き捨てならない。非常に悲しい。
あんな才能を持って生まれちゃったんだから、歌をつくって歌うっきゃないでしょうに。
音楽業界のことはよく知らないし、人の人生には色々あるだろうけど。
もしあれが冗談で言っているのなら、もう次は生卵でもぶつけてやろうか。
とまでは思わなくとも、またまたご冗談を、では済まされないところにマエケンはもういるのに、と思えてなりません。