夏バテである。暑い日が長すぎる。

体が疲れるとすぐ歯茎にくる。歯肉炎になって腫れるので、まめにアセスを塗り込む。

アセスはいつもよく効いて次第に治っていくけれど、今回の腫れはなかなかしぶといな。

図書館で沢野ひとしのエッセイをドタドタっと一気に借りた。

初めて知って初めて読むが、ワクワクした。ひとつひとつの絵がたまらなくいい。文もいい。

家族喧嘩の会話はリアル。浮気話は素直に嫌だなあと思うけど。

光や風、旅、季節の描写、心の動きに、私はじーんと共感する。そこにいる人もまたいい。

世の中には知らないもの、ことがたくさんあるな。行ったことのない街、国がいっぱいある。

自分の目で確かめられるのはそのなかのほんのひとつまみかな。

出来るところから少しずつでも知っていきたい、見ていきたい。

沢野さんの本を読んでいてなんだか励まされた。

好きなこと、楽しいと思うことをコツコツ続けていくのだ。

気持ちが悶々としてやまないとき、近年は書き出しをすることにしている。

どうにもならないこと、現状仕方のないことは何か、紙に書き出してみる。

自分の気持ち、大切にしたいもの、頑張っているなと思うことも書いてみる。

自分の領域を意識できるので、これをするだけでも少し気持ちが落ち着く。