下北沢で開催されたグソクムズpresents "これくしょん" という企画ライブ。初回ゲストがマエケンというので沿線の友人を誘って観に行った。グソクムズというバンドのボーカルの方がかねてからマエケンを敬愛しているらしかった。

初めての会場に足を踏み入れる緊張が友人と一緒だと和らいだ。

意外にもマエケンが先行。心くばりも盛り上げ方も流石だった。そりゃそうよ。

マエケンの歌はメロディーも曲の構成も飽きさせないところがすごいなあ。好みの問題と言われたらそれまでだけど。

イベント名にちなんで、自分にとってのコレクションて何だろうと考えた結果、そのひとつが ”おじさん” だったとマエケンがMCで話していた。おじさんのいる風景は歌にしたくなるってことだろうけど、それであれば、負けず劣らず私もおじさんコレクターである。私の場合は無国籍風のおじさんが多いけど、たくさん版画にしてきた。おじさん、おじいさん、というのは、それはそれは絵になるものである。

マエケンと私の共通点があるとすれば、2月生まれと天然パーマぐらいかなと思っていたけど、そこに「おじさんコレクション」というのが加わって嬉しかった。グッと親近感がわいた。

グソクムズさんがMCでマエケン愛をほとんど語ってくれなかったのは惜しかった。もっともっと、どんなところがどんな風に好きなのか影響を受けたのか、聞きたかったなあ。バンドの爆音は久しぶりに耳に堪えたが、ベースやドラムの低音は鼓動が共鳴する感じがして好きだった。

帰りがけにイベントに出店していた雑貨屋をのぞいてみると、素敵なマグカップがひとつ気になって、手に持ってみるととてもしっくりくる。ライブ後の高揚感も手伝って購入した。買ってよかった。

夜、友人おすすめの居酒屋で食べた初物のさんまの塩焼きが美味しかった。いよいよ秋到来かな。