今月はぎっくり腰になった。人生初ぎっくり腰。

もともと腰痛持ちだけど、ここ一ヶ月くらいずーっと腰に痛みが張り付いて、ついに来そうな予感がしていたのに活動し続けた結果。

痛くて動けなくなった日、楽しみにしていた仕事を諦めた。バイトも急遽シフトを組み直していただくことに。安堵と情けなさでそのときばかりはウッウッと泣けた。外は晴れて日の光だけで部屋は明るく、冬なのに暖かく。布団の中で身体丸めて、あとは寝て治すだけ。

一週間ほどしてよちよち歩けるようになった頃、鏡見てモサモサ掻き分けた頭に、まとまった白髪が、今まで無かった箇所に出現していた。人間の体って不思議だな。日に日に回復していく我が身には、生きものとしての生命力のようなものを感じた。

近所の接骨院の先生が骨の模型をいくつも見せて説明してくれた。あなたの感じだと骨と骨のあいだがだいたいもうこのくらい狭くなっているかなと。しかも、一度潰れたところはもう元には戻らないと聞いてすごいショックを受けた。数年前に歯医者で、あなたの年齢にしては歯茎が下がっている、そして一度下がった歯茎はもう元には戻らないと言われたときと同じくらいショック。

後日レントゲンを撮ったら実際に一番下の背骨が潰れていた。ダメ押しのようで悲しかった。

でも、まあ、今あるものに目を向けよう。これから出来ることをやっていこう。それっきゃないもの。背骨も歯茎も。

そんな年の暮れ。

今年はいくつものご縁に恵まれた一年だった。一周巡って、自分のことをもっと好きになれたような。来年ものびのびと。

どなたさまも、どうぞよいお年をお迎えください。

いつもありがとうございます。